NUKOTE日本総代理店 金森藤平商事株式会社
Column

ポリウレアコラム


「荒屋鉱泉」再生プロジェクトでのポリウレア活用について

2022年07月30日(土曜日)

富山県射水市にある明治42年に創業し7年前に廃業した銭湯「荒屋鉱泉」を地域の交流拠点に再生するプロジェクト。東京理科大学建築学科の高橋治研究室が今年の春から行っており、ポリウレアに見識の深い高橋治教授様より、古くなったコンクリートブロック塀にポリウレアを吹付けして再生して欲しいとの施工協力依頼がありました。 富山県高岡市出身の会社である弊社としても地域貢献の出来るチャンスという事もあり、協力させていただく事になりました。

2022年7月7,8日の東京理科大学での事前強度実験を経て、7月13日~15日までの3日間で男湯側と女湯側のコンクリートブロック塀のポリウレア吹付作業を理科大の学生さんと一緒に行ないました。 天気が不安定だったこともあり、なかなか思い通りに進みませんでしたが、学生さんの協力もあり計画した工期内になんとか作業を完了する事が出来ました。

通常はポリウレアを外壁と内壁の前面に塗布するのが一般的ではございますが、今回は高橋先生のアドバイスもあり、内側の壁は全面塗布、外側の壁については目地部だけを吹付けするという実験も兼ねた形での施工となりました。 これは内側を強く、外側を弱くすることで、転倒しようとする力が内側の方に掛かるため、外を歩いている子供などに万が一の危険が起こらないようにする措置になります。

目地部への塗布幅についても事前に東京理科大の実験棟で実験を繰り返して施工に至りました。

※実際の施工時に採用された外側壁の吹付け幅寸法

作業中には地元の富山新聞社様や北日本新聞社様からの取材もあり、地元の関心の高さを感じ取る事が出来ました。完成は来年との事ですが、地域の交流拠点として末永く活用されることが出来ればと思っております。

古くなったコンクリートブロック塀の倒壊防止は近年の課題のひとつですが、ポリウレアを使って補強再生をするという方法がある事を、少しでも多くの方々に知って頂けたら大変嬉しく思います。

施工の様子はYOUTUBEでも公開しておりますので、是非YOUTUBEの画像も確認頂けたらと思います。

関連するページ:YOUTUBE動画 【ポリウレア】荒屋鉱泉 ブロック塀耐震補強プロジェクト【理科大×金森藤平商事】

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